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隣之怪 病の間 (幽BOOKS)
- ¥ 1,260
- 木原 浩勝
- 単行本(ソフトカバー)
- メディアファクトリー
- 2009-07-15
在庫あり。
- 隣に潜むジワジワくる怖さ★
- 他の方のレビューを見て、因縁話のオンパレードなんだ・・・・と実感しました。
あまり怖くないな〜と思って読み進めると、ジワジワ怖くなってくる感じ。
そして表題作と「鬼術」これは怖かったです。
流行りの「これでもか!」と言うような怪談フリークの方には、物足りないと思いますが、私は近所のおばあちゃんから聞いたような「怖い話」のようなこちらの作品の方が好みです。
耳袋のような短編より、丁寧な描写でゆっくり読めますし。
怪談系は読後が良くありませんが、最後の作品で一息付けたような気分になりました。
- 物足りない
- 恐怖譚というより、怪異譚とでも言うべきもの。つまり、怖い話ではなく、不思議な話。
ぞっとするような怖さを期待していると、肩透かしを食います。
表題作の「病の間」が好例です。
よくある家の怪です。
技巧をこらせば恐怖をつのらせることもできたでしょうが、作者はことさら淡々と述べるにとどめているように見えます。
そのため、とがった怖い話ではなく、丸みをおびた不思議な話という印象になっています。
全体を通してこんな感じで、これはこれで魅力がありますが、単行本よりは文庫本の方が似合いそうです。
あえて言うなら、「肝試し」ひとつだけは、ラスト1行が怖い、かな・・・。 - 因縁話のオンパレード -だから怖い-
- 「九十九怪談」シリーズは、
「新耳袋」シリーズと同じフォーマットで、
ある意味「新耳袋」の新刊的な位置づけになっているの対し、
「隣之怪」シリーズは、「新耳袋」シリーズの進化版である。
「新耳袋」では、因縁話を封印してきた木原だが、
「隣之怪」シリーズではあえて因縁話を取り上げている。
メディアファクトリーの編集も含め「新耳」の経験が豊富だから、
こういう無謀なことをするのかなと、
そのチャレンジャー精神に敬意を表したい。
今回の「病の間」だが、
シリーズで一番怖い。
エグイ話が目白押し。
「鬼術」これが特に怖かった。
新耳袋がやらなかったこととは、
禍々しいストーリーだったのだと改めて実感。 - 表題作はじわりと怖い
- ありがちだが旧家の一室が開かずの部屋であり、過去にそこに泊まった人々が悉く…。その旧家に泊まることになった男はビデオカメラをその部屋に設置。翌日回収したカメラに映っていたモノとは?
想像していたモノとは全く違ったモノが映ってしまったら、もはやリアクションすることすらできない。単なる心霊モノではなく、何か自分が知っていたはずの「世界」に嘘をつかれていたことを知ってしまった故の恐怖?かつてその部屋に泊まった人は何を見たのだろうか?
と、表題作は良いのだが他の話がどうして封印作なのかは全く理解不能。最後の話に至っては「心霊ちょっと良い話」だし。シリーズ最恐どころか、シリーズ最軟弱。
「封印」怪談ではなく普通の実話系怪談として売っていたら☆4つ。それぞれ味がある話を取りそろえています。
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