- まあ、良い。
- 話がパラドックスらしくなるのは
最初と最後のみ。
中間はパラドックスから話が
遠ざかってるように思った。
でもこのラストには満足感があった。
ただ、序盤で主人公がエレベーターに乗った事が
どうしても納得できない。
あの状況でエレベーターなんか乗るか!?
しかも一度だけじゃないし・・・ - 13の設定が活きてない
- いまこの世界の数学的矛盾を読み解かなければならない。
という宣伝文句がありますが、随分とあっさりしてます。
ラストまで読んでも、"読み解いた"という感じはしませんでした。
極限状態で人がどういう行動に出るか?
という人間ドラマがメインになります。
突然わけのわからない世界に行ってしまい、
元の世界に戻る旅をするという話はいろいろとあります。
そういった中で、もっとP−13現象ならではの
ストーリーを感じさせて欲しかったと思いました。
東野圭吾の作品ということで期待していたのでちょっと残念でした。
先入観なく普通に読む分にはそれなりに面白いと思います。 - サバイバル
- この物語では、最初にある現象が起きる。P-13現象と呼ばれるものだ。それが起きた後の世界は…それは読者自身で確かめてもらうしかない。ひとつ言えるのは、P-13現象後の世界は、非現実的な世界だということだ。仲間はわずか。そうなった原因はつかめない。状況はだんだん悪化していく。そんな中、主人公の一人、誠哉はその原因を調べ、総理官邸に行き着く。
このストーリーは一種の人間の極限状況を描き出す。そこで主人公たちは自分の根底にある価値観や道徳観を問われる。人生の先輩に対する敬意の意味、安楽死に対する考え方など。この作品を通して作者が語りたかったのは、たぶんそういうことではないだろうか。読者は常に自身に問うことになる。この場合、自分だったらどうするのか。この場合は?と。
何とか生き延びようとする主人公たちのサバイバルは続く。物語の後半になると、P-13現象の全貌が明らかになる。しかし、それはあまりに過酷な現実だった。しかし、読後感はそれほど悪くない。一気に読ませる、ジェットコースターノベルといえる。 - 一気読み
- 予備知識ナシで読み始めたせいか、次の展開が気になって一気に読んでしまいました。
リアルな日常生活を舞台にした陰惨な人間ドラマって、時に読んでいる側も暗澹たる
気持ちになってしまうことがありますが、本書のような非現実的な世界が舞台だと、
あくまでも映画を観るような気分で、楽に楽しめます。
会話を中心とした文章なんでサクサクと読み進められますし。
コアな東野ファンにはあまり評判がよくないみたいですけど、個人的には、「こういう
小説も書けるんだあ」と、新鮮な気持ちで読めました。
並行世界で東京が壊滅していく描写などはとてもスリルがありましたし、人間ドラマ
の部分も、東野節を利かせながらも緊張感があって、面白かったと思います。
設定はありえないけど、こういう世界が絶対にないとは言い切れないという
想像の余地を残してくれたところが特に気に入りました。
予備知識ゼロで手にとって読むのがオススメですが、出版社としては扇情的な文句で
読者の興味を惹かなければならないわけで、まさにパラドックスですね。(笑) - 東野作品の中では、フツウ程度の面白さ
- 非日常的な設定の中での人間ドラマです。
「想像を絶する過酷な世界」に置かれたとき、
自分だったらどのように行動するだろうかと、
考えながら読みました。
登場人物のうち、誰のタイプだろうか、と。
そういう読み方もありでしょう。
設定が設定なので、結末が非常に難しいところですが。。。
そのあたりは、個人によって評価が変わるところだと思います。
個人的にはイマイチ。
しかし、1日で一気に読めてしまいました。
読者をしっかり惹きつけるところは流石です。
トップクラスの作品ではないでしょうが、
一読の価値はあると思います。
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