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新耳袋 第十夜 現代百物語 (角川文庫)
- ¥ 620
- 木原 浩勝
- 文庫
- 角川グループパブリッシング
- 2008-06-25
在庫あり。
- 怖いと評判の第4夜、“山の牧場”へと続く最終夜(詳しくは読んでみてご確認を)
- 今回の第10夜の白眉はずばり、“人形怪談”。
「着せ替え人形」その一、その二。「和人形」その一、その二、「カゲヨシ君」、そして和人形の体験者K君のお兄さんが経験し、おそらくその前の3話との関連も伺えるであろう、「兄の部屋」、「まだ出る」、「出てったか!」、「話の続き」。そして、「おばけ人形」、「古人形」、「洋人形」と人形怪談がずらり。
その他にも動物や水関連などテーマごとに分けられそうな気もしなくもないのですが、分けてない以上、この本のコンビにはそれなりの意図があるのでしょう。
ふっと日常的に現れて消える幽霊から、およそ人とは思えない異界の者以外の何者でもない何かまで、そしてさりげない戦争の傷跡と、これまでの耳袋の要素を頻出しつつもラストは作者自身の縁ある話から…という構造です。
もし、揃えてない方は第4夜も一緒に買って、続けて読んでみることをお勧めします。 - ☆新耳袋☆
- 司書の先生のお勧めで全巻読みました。
実話を収録したものらしいですが、一つ一つが短編であっという間に読みほしてしまいます。 怖いものもありますが、心がホッとなるお話もあります。 - 高級怪談
- この季節になると必ず読みたくなる怪談本。この「新耳袋シリーズ」は必ず読みたくなり買っていました。どこがいいのか?まずこれは10巻に共通して言えますが、表紙が古風な感じでいい。(小心者なのであまり怖い表紙だと買えない・・・)
次に目次。想像を掻き立てる題名がなんともいえません。特にこの最終巻は「あ〜早く読みたい」と思わせる目次がずらり。
そして中身。個人的に、和人形・先祖・お墓・お通夜・葬式・旧家・・などが関連してくる話が好きなので、今回そんな話が多かったのが嬉しかったですが、大体これらの話というのはどこかで聞いた事のある話が多いものです。でもさすが「新耳袋」。「こう来たか」という話が多く大満足。うまく表現できませんが雰囲気が高級というか、いい具合に暑い夏の夜、涼しくなるような怪談本です。 - 待ちに待ちすぎて
- 出ました!文庫版第10巻。すごくすごおく楽しみにしていました。毎回カラーとデザインが個性的な新耳袋文庫版シリーズ。満を持しての登場です。
我慢してハードカバーの方はとっくに出ていたにも関わらず内容を読んでいなかったので、最終巻への期待は鰻上りでした。少しあっけない感じもしましたが、今回もまさに耳袋らしい怪談がこれでもかと読めました。
この新耳袋というシリーズは、ただ「怪談」というジャンルに置き去りにされるものではなく、文学として、本当におもしろいエッセンスをもっていると思います。たった1ページで、あるいはたった5行で、その行間で、底知れない恐怖、長引く余韻を感じさせる新耳袋は、まさに底なしの魅力にあふれていました。わざとらしく怖がらせる怪談物とは一線を画し、無駄な虚飾を省き、真実を追求し、気持ち良いほど簡潔だった短い話の数々。トラウマ級の威力をもったものも幾つか・・・。このシリーズが、終わってしまうのは、本当に悲しい。ここ何年も、このシリーズの新刊が生活のなかの重要な楽しみのひとつだったのに・・・。怖い怖いと言いながら、実際怪談慣れしている私がトイレに行けないくらい怖いシロモノでありながら、私は耳袋が心から好きでした。
これからも私のなかでは名著ベスト3に入ると思います。また同様のシリーズが展開されることを心から願ってやみません。
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